3歳2ヶ月

3歳2ヶ月。娘は、体操クラブに通い始めた。まだ体験だけどね。身体動かすことが好きだから、何かやらせたいなと思って…。一回目はばぁばにべったりだったけど、二回目は先生に助けてもらって練習に入れた。跳び箱とかでんぐり返りとか楽しそうにやってた。やっぱり礼儀はしっかりしてい て、練習中のあいさつがすごく印象深かったみたいで、家でも、練習を思い出して、「お願いします!!」と元気な声で何回も叫んでた。大人になると、「迷惑かけてごめんなさい」とか「嫌われないように……」とかいう怯えた気持ちやマイナスな気持ちをこめて「お願いします」という言葉を使ってしまうことが多いけど、子ども達の「お願いします!」の言葉には、そんなマイナスな気持ちはいっさいなくて、すべてが前向きで、その純粋さが気持ちよかった。

娘もこれから色んな経験をしていく。この体操のように、自分には選択の余地すらなかった経験をたくさんしていくだろう。自分が知らない世界をたくさん広げてくれるだろう。自分の知らない世界に対してはつい足踏みしてしまいそうだけど、自分の世界の狭さを娘に押し付けず娘が伸び伸びと何でも経験できるように、自分の視野を広げていきたい。

他にも、昨日は職場の人に助けてもらって、障害者雇用を考える集まりに、娘も参加。途中愚図って抜け出すこと覚悟で参加したけど、お絵かきしたりお菓子いただいたりして、一時間おりこうに聞いてた。

語り手は企業にお勤めの中途障害の方。色々勉強させてもらったが、一番心に響いたのは「当事者も甘えていてはダメ」ってことかな。私も日常の中で強く感じてることだけど、なかなか大きな声では言えない風潮がだから、言ってもらってすごく嬉しかった。

このひと月は、体調不良が激しく、一時はどうなることかと思って、心身共にしんどかったけど、とても良い期間になった。とはいえ、体調不良の波から抜け出した時が勝負。再び悪化させないようにコントロールすること。そして体調不良を通して学んだことを自分の成長につなげること。

今回もたくさんの人に支えていただいた。仕事も穴埋めしてくれた先輩がたくさんいたり、無理しないように言いながらも、もうダメかも…って弱気になっている自分に頑張れって言ってくれた。

サークルのみんなにも支えられた。天候もあり同じく体調不良で悩んでた仲間と励まし合えた。体調不良が日常茶飯事になってきて、まぁ簡単にいえば歳取ってきたなってことやけど、いっちょ前にも歳取ったなって言い合えるってことは、言いかえれば、この歳まで頑張ってきた自分を褒めてあげられるってこと、誇らしいこと。

脳性まひ者は25歳が体力のピークって聞いたことがあるけど、そこから 考えるともう5年以上も頑張れてる。そう考えたら、元気なおじいちゃんおばあちゃんと同じぐらい、人生謳歌してるってことなのかなって誇らしく思える。

これからこのようなことがどんどん増えていくだろう。その度に障害があるシングルマザーという重みを痛感するだろう。その度に社会の厳しさ、社会の矛盾に突き当たり、投げやりになることもあるだろう。でもその一つ一つの経験の積み重ねが、私という人間を豊かにしてくれるだろう。そう思う。

少し前に、難病を患ってほぼ寝たきりの柳澤圭子さんっていう科学者が盲ろう者の東大教授福島先生と対談するテレビを見たんだけど、柳澤さんの目がすごく優しくて母親のような温もりが漂っていたのがすごく印象的で…。体調が悪かった時、その表情を鮮明に思い出した。そして、本当に私が歳取っていつか身体が動かなくなって寝たきりになった時に、柳澤さんみたいに優しい目と母親としての温もりを醸し出しせる人でありたいと思った。小さな目標ができた。その目標を達成するためには、今いろんな経験して心豊かになりたいなって思った。目標があるって楽しい。目標があると元気になれる。

目標といえば、秋には人前でお話させていただく。人前で自信を持って話すためには、毎日を恥ずかしくないように生きなければ…と気持ちを奮起させられるから、そのような予定があることは有り難い。

活動の季節。他にも様々な行事が目白押し。娘とともに楽しめる予定もあれば、勉強のつもりで一人で出かける予定もある。三歳にもなれば普通のお母さんならばたいていの所には連れ歩ける歳で、それを思うと様々な葛藤も沸くが、その葛藤をも、自分だからこそ感じられるものとしてプラスの経験にできたら勝ち。

体調とのバランスを考えて、楽しくこなしていきたいと思う。

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